業務用LED照明の販売なら株式会社柴田商事(福岡・北九州拠点) > 水銀灯の廃止について
2013年に締結された国際条約「水銀に関する水俣条約」は2020年に発効され、その影響で2020年からは水銀製品の輸入ができなくなり、水銀灯が製造禁止となります。
現在、事務所や工場の照明に水銀灯を使用の場合は切り替えが必要になってきますので、早めの対策をお勧めいたします。
1956年に熊本県で起きた公害事件「水俣病」、化学工業会社が工場廃液を海に流していたため、水銀に汚染された海で獲れた魚介類を食べた人たちが中枢神経疾患に侵されました。羅漢者は2万人以上と言われ、60年経った現在も5000人の方々が苦しんでいます。
同様の公害事件は世界各国で起こっており、その対策として「水銀に関する水俣条約」が締結されました。
条約の目的は、水銀や水銀を含む製品から排出される水銀による健康被害や環境汚染の防止です。日本政府も水銀による汚染防止に関する法案を2015年に閣議決定しています。条約制定により、2020年以降水銀の使用は規制され、水銀を使った製品の輸入、製造禁止が国際的に決定しました。
今後は、水銀灯の製造が禁止になるので、入手することができなくなります。
- 一般照明用の高圧水銀ランプは、2021年から製造・輸出・輸入を禁止されます。
- メタルハライドランプ・高圧ナトリウムランプ・特殊用途ランプ(紫外線ランプなど)は、規制外対象です。
- 蛍光灯は、水銀封入料を規制されます。(5~10mg)
家庭用の蛍光ランプなどの「水銀使用ランプ」にも水銀は使用されていますが、使用の基準値をクリアしています。また、現在市販されている蛍光ランプやHIDランプなどの「水銀使用ランプ」は今後も製造・販売ができ、表にある「水銀使用ランプ」は、すべて基準をクリアしています。
しかし、大手電機メーカーでは今後、蛍光ランプの製造を中止すると発表しています。水銀使用ランプに微量に含まれる水銀の人体や環境への影響を考えての判断です。
それでは、今後どんな照明ランプを使用すればいいのでしょう。水銀を使用していない照明ランプとして、白熱電球・ハロゲン電球・低圧ナトリウムランプなどがありますが、通常の照明には使用できないものばかりです。
省エネで環境にやさしい照明ランプとしてお勧めなのがLED照明です。技術の発展により広い範囲を十分に照らす「高天井用LED照明」や「LED投光器」など、様々な用途に利用可能な製品がございます。
LED照明の(株)柴田商事は、福岡市北九州市のインキュベーション施設「北九州テクノセンター」にオフィスを構え、工場・倉庫・街路照明、サイン照明、サービスステーション等の業務用LEDの販売・通信販売を行っております。
当社は豊富な種類のLED照明商品を揃えており、その中からお客様のご要望に合わせて、最適な商品をご提案いたします。
また、当社の北九州市認定の省エネ診断員が、簡易省エネ診断を無料で承っております。エコ・省エネにご興味があるお客様は、お気軽にご相談ください。